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上山皓生・喜多崎匠・水野豪人・大同康友・津戸新太2023年度支部共通事業 日本建築学会設計競技

保育施設における行動観察調査との誤差を少なくするための3点測量に関する研究研究目的:建築計画学では対象の人物の居場所や行為を研究するためにビデオ撮影による行動観察調査を行うことが一般的である。しかし、保育施設では調査を実施できる日数が限られているため、膨大な時間をかけることなく効率的に調査をすることが求められる。そこで、位置情報システムを調査に活用することにより効率的に園児の居場

子どもの成長に合わせて保育室の環境が変わる   子どもの発達に伴う保育室のレイアウトの変化を調査した研究です。 保育施設では子どもの主体的活動を促すため、保育室に家具などで区画した用途を限定したコーナー(絵本コーナーなど)を設定することがあります。ただ、コーナーの計画にはガイドラインがなく先生の経験則で行うしかないという問題があります。 そこで、3園10保育室を対

保育施設の設計を行う際に「各部屋のつながり」が話題に挙がることがあります。この「各部屋のつながり」は主に隣合う、近いー遠い、同じ階などをものさしにすることが多いです。 ただ、「つながっている、つながっていない」は感覚的なもので人によっても違います。例えば、園庭と保育室のつながりを考えた場合、保育室が1階にあるが離れている場合と、保育室が2階だが近い場合ではどちらが園庭と保育室がつながっているでし

兄弟数の減少などの理由から年齢別保育から異年齢保育に移行する保育施設が増えてきています。建築計画の観点から捉えると年齢別保育と異年齢別保育では環境の設え方が違うのではと考えています。年齢別保育は、クラス内の子どもの発達段階が同じであるため、その発達段階に沿って環境構成を行うのに対して、異年齢保育では、異なる発達段階の子どもたちが同じクラスに編成されることからより広い発達段階を対象とし

保育施設では木材の利用が増えています。内装に木材を利用することが保育に及ぼす影響がどのようなものかを調べるためにアンケート調査を行いました。 アンケート結果を分析すると、保育方法と子どもの様子に関する保育者の評価は、①内装に使用する木材の割合の影響を受けること、②3-5歳の保育室において、木質内装材がない場合の方が子どもに「注意集中の困難」や「眠気とだるさ」が見られるという評価が8〜14%高くな

こどもの体力は年々、低下傾向が見られています。その低下を防ぐために、国は平成24年に「幼児期運動指針」にて「幼児期は生涯にわたって必要な多くの運動の基となる多様な動きを幅広く獲得する非常に大切な時期である」と示しました。この「多様な動き」の考え方の1つに山梨大学の中村教授が提唱する「36の動き」があります。 本プロジェクトではこの「36の動き」に着目して、遊びの中にどのくらいの動きが含まれている

写真は東畑建築事務所から提供    全国初の木造3階建の小学校星の杜小学校は、文部科学省「木の学校づくり先導事業」による支援を受けた全国初の木造3階建て小学校です。建設には多くの魚津市産の木材が使われており、木が持つ香り、あたたかみや感触、高い吸放湿性といった優れた性能を活かした木造校舎は、潤いある学習・生活環境を実現する大きな効果が期待できます。校舎そのものが教材となっ

3校の教職員が新しい校舎の設計のアイディアを出し合いました3校が統合されて新しい校舎になることにあたって、3校の教職員と設計者でワークショップを行いました。統合する前は別々の小学校で活動していたので、それぞれの活動のやり方や地域のイベントも違います。統合してからすり合わせるのではなく、統合前から話し合い、3校の良さが活きるような学校づくりにするために話し合いを行いました。話し合い

木のアクセサリーづくり「木のアクセサリーづくり」ではサクラやケヤキなど8種類のひし形の木のピースを用意して、寄木キーホルダーを作りました。これは富山の伝統工芸である組子の擬似体験でもあります。木の種類によって表面や色が違っていて、どんな風に組み立てるかを頑張って考えました。 木の葉カード「木の葉カード」では富山に自生している木や校内に植えられている木といっ

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