研究紹介

スペース・シンタックスを使った保育施設のつながりに関する研究

保育施設の設計を行う際に「各部屋のつながり」が話題に挙がることがあります。この「各部屋のつながり」は主に隣合う、近いー遠い、同じ階などをものさしにすることが多いです。
 
ただ、「つながっている、つながっていない」は感覚的なもので人によっても違います。例えば、園庭と保育室のつながりを考えた場合、保育室が1階にあるが離れている場合と、保育室が2階だが近い場合ではどちらが園庭と保育室がつながっているでしょうか?
 
このプロジェクトでは「空間のつながり」をスペース・シンタックス理論を用いて数値化して、感覚的な「つながり」とのズレを明らかにしようとしています。数値化することで上記の2つのパターンのつながりも比較することができます。保育空間の構成のパターンによってつながりを数値化することで、設計を行う際の1つのものさしとなるように考えています。
 
 スペース・シンタックス理論とは、ロンドン大学のビル・ヒリアー教授らによって提唱された理論で、都市や建築空間の研究において空間のつながりや奥行きを数量的に解析する方法として主に用いられています。

 

共同研究:京都府立大学 河合研究室
 
研究メンバー
・南祥太(H27卒業論文・石川高専)

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