研究室の活動について

 
 西本研究室の活動は大きく「設計」「研究」「地域活動」の3つの活動を行っています。
 
 

「設計」は「建築をつくる」までの活動です。

  • 設計を通して、子どもの使う施設に何が求められているかを考えています。
  • 具体的には卒業設計やアイディアコンペに応募、実際に計画されているプロジェクトに関わっています。
  • 卒業設計やアイディアコンペは学生が主体で取り組んでいます。一人で行う場合やチームを組んで行う場合もあります。
  • 実際に計画されているプロジェクトでは、設計事務所と組んで実際の計画を行うことが多いです。
  • 学生にとっては模型作りやワークショップへの参加を通して、実施設計のプロセスを学ぶ機会としています。
  • 積極的に学生からの意見が出れば採用されることもあります。

「研究」は「建築を使う」ための活動です。

  • 子どもが利用する施設を対象にその使われ方を研究しています。
  • 保育園・幼稚園・こども園・子育て支援センター・図書館・小児病院・学童施設(児童クラブ)・小学校・中学校などを対象に、子どもが利用する上でどんな課題があるのか、またその課題を解決するために空間をどのようにうまく使いこなす必要があるのかについて、現場に通いながら考えていきます。

「地域活動」は「建築を楽しむ」ための活動です。

  • 設計や研究以外で子どもやデザインに関わる幅広い活動を行なっています。
  • 小学生たちと公園づくりを行なったり、子どもについて学ぶ他大学の学生と交流することで他学科の専門性を学ぶ機会としたりしています。
  • また地域ブランドとしてロゴやパッケージのデザインや子ども向けのゲーム企画も過去に行なってました。
  • 地域に求められる研究室として新しいことに積極的にチャレンジしていきたいと思っています。

ゼミについて

 
ゼミとは研究室のメンバーが集まって、自分たちが行っている研究や設計などの進捗状況や成果を発表することです。調べてきたこと、考えてきたことをきちんと整理して、他の人にわかりやすいように発表します。
だいたい2週間くらいに1回のペースで発表していくことになります。
ゼミの頻度は1週間に2回(最近では月・金の午前)です。

ゼミの種類
ゼミはプロジェクトゼミ(Pゼミ)、デザインゼミ(Dゼミ)の2つあります。
この2つのゼミを毎週行っていくことになります。
プロジェクトゼミは研究室活動に関することを行うゼミで、大学院生の修士論文の研究も含まれます。
デザインゼミは設計やコンペに関することを行うゼミです。
ゼミでは学生の主体性を大切にし、学生が司会を担当し、発表者に対して参加者が質疑を行うことで学生同士が議論を深め合うことをねらいとしています。
最近では自主的に議事録をつけるになりました。毎回のゼミの見直すことができ、とても助かっています。
 


1年間のゼミの流れ

 
その年によって変わりますが、大まかな流れを書いておきます。
 
4年生
 
・4〜7月(前期) 建築の勉強、チームでコンペ、ゼミプロジェクトに参加
・8〜9月(夏休み)一人でコンペ、卒計のテーマを決める
・10〜3月(後期) 卒計、たまに修論の分析の手伝いなど、年内までに設計を終わらせる
 
大学院1年生
 
・4〜7月(前期) 研究テーマを決める、チームでコンペ、建築士試験の勉強
・8〜9月(夏休み)調査計画、収集したデータの入力、一人でコンペ、インターン
・10〜3月(後期) データの分析、学会発表にむけた論文の執筆、就職活動のためのポートフォリオ作成
 
大学院2年生
 
・4〜7月(前期) 今年度の調査計画、論文の構成、中間発表の準備
・8〜9月(夏休み)調査実施、この時期までに調査が終わっていないとやばめ
・10〜3月(後期) データの分析、修士論文の執筆
 


研究室を希望する学生へ

 
福井大学 建築・都市環境工学科では、毎年1〜3月にかけて研究室配属の話し合いが行われて、最終的に3月に配属が決定されます。
学生にとっては4年次にどの研究室で研究をするか非常に悩む時期ですね。
西本研究室へ希望する学生はいつでも相談に来てください。
研究室や製図室では研究室のメンバーがいると思いますので、先輩に聞きにいくのも研究室のより実情を知れるかもしれませんよ。

外部から大学院への進学を考えている学生へ


最近では他大学から西本研究室を希望する学生が増えてきました(ありがたい)。
当研究室への大学院進学を考えている学生は5月ごろまでに西本にメールを送ってください。
具体的な受験方法や研究内容について説明を行います。

TOP