兄弟数の減少などの理由から年齢別保育から異年齢保育に移行する保育施設が増えてきています。建築計画の観点から捉えると年齢別保育と異年齢別保育では環境の設え方が違うのではと考えています。
年齢別保育は、クラス内の子どもの発達段階が同じであるため、その発達段階に沿って環境構成を行うのに対して、異年齢保育では、異なる発達段階の子どもたちが同じクラスに編成されることからより広い発達段階を対象として環境を設えることが必要になってきます。
そこで、本プロジェクトでは年齢別保育から異年齢保育へ移行する際に、どのような環境の設え方の違いが生じるかを明らかにしようとしています。
環境を変える方法として、既存園舎をそのまま使う、一部の部屋を改修して使う、新築にする、などいつくかの段階があります
共同研究:京都府立大学 河合研究室
研究メンバー